2019年2月8日掲載 日刊工業新聞 φ50小型3軸力覚センサ発売開始
2019年2月8日発行の日刊工業新聞社様に記事にしていただきました。
記事内容:file/prerelease.pdf
製品詳細内容:
2019年2月8日
小型軽量3軸力覚センサを発売開始
株式会社ワコーテック(本社:富山県高岡市、代表取締役 岡田和廣)は、従来の力覚センサより小型で軽量な3軸力覚センサ(型式:WGF-3M50-5-RG5)を開発しました。
本センサは、株式会社ワコーテックが2007年から販売し多くの実績のある静電容量方式を採用し、力検出機構部を工夫して、力に対しては柔らかく、モーメントに対しては剛性を高めるようにした、非常に信頼性の高い画期的な製品です。
従来の6軸力覚センサは、6軸の力成分(Fx,Fy,Fz,Mx,My,Mz)を検出するセンサでありましたが、産業用ロボット等の組立工程や搬送工程など様々な用途においては3軸のみの活用のケースも多々あり、3方向(Fz,Mx,My)の検出の要求が増えてきました。
力覚センサへの要求が増える中で、人の作業を置き換えるために、小型垂直多関節ロボットやスカラロボット、単軸ロボットなどに採用され、ロボットシステムの構成自体を安価で且つコンパクトにまとめる設備が増えています。
そこで弊社ワコーテックでは産業用ロボットや様々な装置に取り付ける際にも、ロボットのサイズに適合した外形サイズ(φ50×H29.5mm)、並進力Fz:50N、モーメントMx,My: 5Nmの小型軽量な3軸力覚センサを開発しました。この小型3軸力覚センサはセンサの感度を高めている事で微細な組立工程、接触検知や搬送物の重量検知などにもご採用頂けます。
ロボットは、産業用ロボットを初めとし、サービス・介護・医療ロボットを含めて、現代社会では不可欠な機器として益々需要が高まっております。同時に、社会の様々なニーズに応えるため、より高度な動きができるロボットの開発が求められています。
ワコーテックは、このような市場のニーズに応えてゆく製品として、小型で使いやすい3軸力覚センサを開発しました。
サンプル供給体制が整い2019年2月より、産業用ロボット関連企業、研究機関並びに介護/福祉関連企業にサンプル供給を開始し、2019年内に1000台の販売を予定しております。
インターフェースとしましてはRS422を標準とし、USBをオプションとして、販売いたします。
本開発製品の特長
- 従来の力覚センサより、小型軽量。
- 定格荷重Fz:50N、Mx,My:5Nm(市場のニーズに適合した定格)。
- 産業用ロボット業界で実績のある静電容量方式を採用し、高い信頼性を実現しました。
仕様
型式 | WGF-3M50-5-RG5 | |
---|---|---|
定格荷重 | Fz | ±50N |
Mx,My | ±5Nm | |
使用温度範囲 | 0~50℃(結露なきこと) | |
電源 | DC5V | |
外径寸法(mm) | φ50 × H29.5 | |
重量(g) | 145 |
主な用途
小型産業用ロボットの力制御、組立工程、重量検知
助力装置(アシスト装置)などの入力デバイス
お問い合わせ先
株式会社ワコーテック 東京営業所
担当:里埜(サトノ)、鈴木
〒110-0005 東京都台東区上野3-2-2 アイオス秋葉原905
TEL:03-6803-271
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