2019年3月14日掲載 方向検出型近接センサ 開発
2019年3月14日発行の日刊工業新聞社様に記事にしていただきました。
記事内容:https:file/prerelease201903.pdf
製品詳細内容:
方向検出型近接センサを発売開始
株式会社ワコーテック(本社:富山県高岡市、代表取締役 岡田和廣)は、物体が近づく方向を検出する近接センサ(方向検出型近接センサ)を開発しました。
本センサは、株式会社ワコーテックが2007年から力覚センサを製造・販売し、多くの実績のある静電容量方式を採用し、「方向検出が可能な近接センサ」として世界で初めて開発に成功した画期的な製品です。
従来の近接センサは物体が近づくか否かを検出する事が出来ましたが、物体の近づく方向を検出する事は出来ませんでした。しかし、本センサ(方向検出型近接センサ)は物体の近づく方向を検出する事が出来るため、例えば産業用ロボットのボディやアームに装着しますと、近接センサが反応しロボットは「回避行動」を取る事が出来ます。
近年対応が求められている機能安全を目的とする際、協働ロボットのアームの先端部分では低価格の力覚センサが有効ですが、台座部分では検出荷重が大きくなるため力覚センサは高価格となります。その点、本センサ(方向検出型近接センサ)はFPC(フレキシブルプリント配線板)で出来ている為、量産時の低価格化が可能です。また、ロボットの円筒面にも巻き付ける事や、カバーで覆う事も可能とし、優れた設置性を有します。
量産時の製品価格は「5万円以下」を目標とし、多様な市場ニーズへの展開を見込んでおります。
ロボットは、産業用ロボットを初めとし、サービス・介護・医療ロボットを含めて、現代社会では不可欠な機器として益々需要が高まっております。同時に、社会の様々なニーズに応えるため、より高度な機能安全を有したロボットの開発が求められています。
ワコーテックは、このような市場のニーズに応えてゆく製品として(方向検出型近接センサ)を開発し、社会貢献に努めて参ります。
<本開発製品の特長>
・物体の近づく方向を検出する事が出来る世界初の近接センサ。
・主にFPCで出来ているため、円筒面にも設置可能。
・優れたコストパフォーマンス。(量産時には5万円以下を目標価格とする)
<主な用途>
・産業用、サービス、介護、医療ロボットの機能安全・回避行動の付加
・助力装置(アシスト装置)などの入力デバイス
【お問い合わせ先】
株式会社ワコーテック 東京営業所
担当:里埜(サトノ)、鈴木
〒110-0005 東京都台東区上野3-2-2 アイオス秋葉原905 TEL:03-6803-271
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